日本SEL推進協会とは

持続可能な社会を築くチェンジメーカーを育てるために、Social Emotional Learning を普及・推進する団体です。

私たちのアプローチ

私たちは、国内外の企業、団体、個人が有する優れたSELに関する教育手法、教材、哲学を学校をはじめとする教育機関にプロモーションし、SELの普及を行うとともに、SELを求める学校法人の目的達成や課題解決を支援します。

(1)セミナー、イベント、カンファレンスのを開催し日本国内へSELを広く普及します。
(2)国内外の企業、団体、個人が有する教育手法、教材がSELコンピテンシーおよびフレームワークに適合しているかを確認・評価します。
(3)国内外の企業、団体、個人が有する教育手法、教材を教育機関をはじめ広く日本国内にプロモーションします。

SELとは

SELとは、社会性・情動スキルの教育のことで、欧米諸国で実践されている自尊感情、対人関係能力の育成を目的とした教育アプローチです。これまでの研究で、暴力的行動などの問題行為の減少、欠席率および退学率の減少、日常における問題発見解決能力の向上、また成績の向上にも影響があるということがわかっています。

Center for Academic, Social and Emotional Learning (CASEL)は、SELの教育アプローチでは「自己認知能力」「自己マネジメント能力」「他者理解能力」「関係性維持構築スキル」「責任ある意思決定能力」( Self awareness, Self Management, Social awareness, Relationship skills, Responsible decision-making )という5つの能力を養うことを目的だと定義しています。

これを別の方向から言い換えると、自らの「あたまで考えていること」「気持ちで感じていること)」「からだ」の状況を理解し、マネージメントできることが、他者の「あたま」 「気持ち」「からだ」の状態を理解した上で共感する力を持ち、良好な関係を築くことにつながる。これを体現するためのスキルやマインドセットを育む教育アプローチだとも言えます。

 

SELによって養われる5つの能力(SELコンピテンシー)
・自分の感情・思考・行動を内省したりメタ認知する能力

・自己の望む結果を得るように自分の感情・思考・行動を管理調整する能力

・他者の考えを柔軟に受け入れたり気持ちを理解する能力

・周囲と良好な関係を築いたり維持する能力

・他者の権利を侵害しない限りにおいて自己の責任において自ら意思決定する能力

とも説明でき、いずれも欠くことのできない能力です。

SEL成功のための環境
SELを成功に導くためには、個人の能力開発や学校による教育だけによらず、家庭環境をはじめ学校や生活圏を取り巻くコミュニティによる環境も重要で、社会性と情動スキル(Social Emotional Skills)について社会全体で考え学ぶことが求めらます。

日本SEL推進協会 発足の思い

これまで日本だけでなく、世界中で、生産性の高い人財が求められ、そのように活躍する人財は「学力」を上げることで育つと信じられてきました。しかし、AIの台頭など、人に求められる能力はより高度化し、人間にしかない能力・価値の発揮がより求められる社会へと変容していくと言われています。よって、多様化する社会における課題の影響を受け、社会で活躍する人財像も変化します。

それに伴い教育のあり方も変化を求められ、2020年の教育指導要領の改訂では、学びのアプローチが「主体的・対話的」なものへと大きくシフトします。同様に、教員のあり方も、より協働的な学びの基盤となる、生徒たちの「共感力」や「社会スキル」などを高めながら、学びをファシリテートすることが必須となってきます。

また、Googleにおける人事評価プログラム『Project Oxygen』の研究結果によると、社会におけるインパクトを出すような活躍をする人財は、「学力が高い」という事よりも、「チームにアドバイスできる技術力がある」や「はっきりとしたビジョンを持っている」「よりコミュニケーターであり、良き聴き手である事」そして「メンバーの成功やより良い生活に対し、意欲的にある事」などの他者の理解能力や自己のマネジメントなど、社会性と情動知能スキルを持っている人であるという事がわかっています。

さて、皆さんは、どのような人を育て、社会に送り出したいですか?
これからの社会で自立し、より良い社会をつくっていく市民「チェンジメーカー」を育てるためには、学力向上一辺倒ではなく、バランスよく頭も心もスマートな人を育てるアプローチが必要なのではないでしょうか。
私たちは、これらの「共感」や「社会スキル」などの社会性と情動スキルを高めるための教育アプローチである「Social Emotional Learning」に注目し、学びの機会や仕組みをつくるべく、日本SEL推進協会を立ち上げることにしました。

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